VTuber Fes Japan 2023イベントレポート

AZKi、HIMEHINA、富士葵、緑仙など総勢45名の人気VTuberが4時間超の怒涛コラボ!4年ぶりの声出しOKで異次元の盛り上がりに

前半の第1ブロックから満足度高過ぎの内容に!

所属が異なる実力派VTuberたちが一堂に会する音楽祭「VTuber Fes Japan 2023」。「みんなのV(ピース)で、できあがる。」を合言葉に、4年ぶりの「声出しOK(マスク着用必須)」開催となった本イベントには、総勢45名のVTuberが魅せるパフォーマンスに、地鳴りのような声援と、「ニコニコ超会議」らしい熱量の高いコメントが贈られ会場は大盛り上がりとなりました。

トップバッターを飾ったのは、テレビ朝日発のメタバースアイドル「めたしっぷ」(桜葉ハグ、藤咲まや、黄花はてな、森風るの)、奏みみ、「VALIS」よりNEFFYとRARAの7名。選曲はアップテンポでキャッチーなナンバー『シンデレラ』。バンドセットのゴージャスな演奏をバックに、個性豊かでありながらも親和性の高い歌声とキュートなパフォーマンスでロケットスタートを飾ります。

このバトンを見事に受け取ったのは、ドーラ。難易度の高い楽曲『ラズベリー*モンスター』を、シャウトを交えつつソウルフルに熱唱すると、「やっぱドーラの声迫力が凄い」と感嘆のコメントが溢れます。『エゴロック』の選曲で続いたのは、バーチャル書家ぴろぱる。透明感のある切れ味バツグンの歌唱で、「音楽×書道×VTuber」という唯一無二のパフォーマンスを披露。『ファンサ』で会場を暖かな風で包んだのは、春霞みぃな。地鳴りのような「もっと!」コールを会場に巻き起こし、オーディエンスとステージの一体感を加速させます。

ここからはキュートタイム。『ふわふわ時間』を柔らかな歌声で披露する、にしのん。スノードームの中から歌を届けるという演出が、見る者の心をグッと惹きつけます。これに『向日葵メッセージ』で続いたのは、猫宮ひなた。キャラクター性と見事にマッチした愛くるしい歌唱で、オーディエンスを盛り上げると1stアルバム『ひなたといっしょ』リリースをアピール!

「たみー!って呼んでもらっていいですか~?」と元気よく登場となったのは、もちろんたみー。盛り上がり必至のオリジナル曲『スーパープッシュ~推しの歌~』を群を抜いたセルフプロデュース力で披露すると、「しゃべりが強い」「説明が手厚くて助かるw」とタイトル通りファンを増やす結果に。「まだまだ帰りませんよ~!」と相方にぴろぱるを迎えるたみー。『プロジェクトセカイ カラフルステージ!feat. 初音ミク(以下、プロセカ)』に収録されたばかりの楽曲『おこちゃま戦争』と『劣等上等』の2曲をメドレーで披露。ぴろぱるのハイトーンが美しいビジュアル系ボイス、キュートからクールまで変幻自在に声質を使い分けるたみー。声の相性バッチリの歌唱にオーディエンスの歓声も大きなものとなります。

続いたのは、テレビ朝日発のメタバースアイドル「めたしっぷ」。彼女たちのデビュー曲となる『メタメタオーライ!』が、トンデモ歌唱力&トンデモパフォーマンスで届けられると、会場のボルテージも更なる高みへ。ここまで怒涛のボリュームで届けられたVTuber Fes Japan前半戦第1ブロックのラストを飾ったのは、七海うらら。3Dの身体では初となるステージ、ファンの熱狂は最高潮となります。選曲の『私は最強』を体現するかのような、パワフルな"最強"の歌声を情熱的に届けMCパートへと移ります。「既に満足度高過ぎ!」と早口&大興奮で荒ぶる夏色まつりの姿に、笑いが巻き起こりました。

第2ブロックはオーディション参加組からアイドルと多彩な流れ!

前半戦の第2ブロックを華々しく飾ったのは、MaiR。繊細ながらもパワフルな歌唱で難易度の高い楽曲『Survivor』を歌い上げると、名実ともに彼女の目指す宇宙イチのスーパースターに。厳しいオーディションを勝ち抜き登場となったのは、霜降ぎゅぅ。『Baby Sweet Berry Love』をキュートな歌唱とダンスで披露し、会場をほっこりとした空気で包みます。同じくオーディションからの参加となった、餅々さくら。透明感があり落ち着いた歌声で『愛言葉Ⅳ』を披露すると、「めちゃめちゃ素敵な歌声してるじゃないか」「まっすぐな歌声」「愛言葉Ⅳ泣くって…」とコメントも盛り上がることに。

この初々しい流れを、"癒し"へと変えたのは、シスター・クレア。圧倒されるほどの安定感と歌唱力、そしてしっとりとした独自の世界観で『ハロ/ハワユ』を届けると、会場コメント共に「助かる…」と心地よい癒し世界へ。そんな癒しの世界から一気に音速の世界へと誘うのは、龍ヶ崎リン。匠かつムーディーな歌唱で『Twilight Stream』を歌い上げると、そのスピード感のあるパフォーマンスに「うたうますぎる」との声が。さらに会場の雰囲気をガラリと変えたのは、HACHI。 壮大な世界観を感じさせる歌声、ストリングス隊も加わり重厚感を増す生演奏となった『Twilight Line』。この幻想的ともいえる世界観には、配信参加者もしばしコメントを忘れてしまうほど。『Twilight』でここまでのTwilight 3部作ラストを飾ったのは、VESPERBELL。ヨミとカスカの相性ピッタリな歌声、さらに息の合ったパフォーマンスが会場の熱狂を生み出します。

VESPERBELLにCHINO、MYU、NINA、VITTE、MaiRが加わる形となり、披露されたのは『星が瞬く夜に』。個性豊かな面々が、それぞれの持ち味をとお互いを活かす洗練されたパフォーマンスで会場を魅了。続いて登場となったのは、何故か猟奇的なイメージが付きまとってしまう…、SIRO。キュートなナンバー『可愛くてごめん』の熱唱で猟奇的イメージを払拭!

前半戦のラストを飾ったのは、「ホロスターズ」より律可、奏手イヅル、アステル・レダ、夕刻ロベル。オールイケボのキラキラパフォーマンスで『Find It』、ライブでもおなじみの楽曲『JOURNEY to FIND STARS』というエモい2曲をパフォーマンス。コメントも「これはアイドルだ」「これはちゃんとアイドル」「泣いてしまう」「最高に輝いてる」「ホロスタ最高!」と熱い盛り上がりで彼らに答え、前半戦を美しく締めくくりました。

後半戦はジェットコースターのように雰囲気が変わる展開に!

後半戦トップバッターを務めたのは、因幡はねる。「100億年ぶりの新曲です!」と届けられたのは、『独占予報』。可愛い歌声で届けられる楽曲に、タイトルの"予報"通りオーディエンスの心は独占されてしまいます。即座に世界観を変えたのは、KMNZ。選曲は『WE ARE BACK』。LITAとLIZの十八番でもある高速RAPがクールに決まると、会場からは熱い歓声が。激アツな流れを引き継いだのは、奏みみ。「影山ヒロノブさんに作曲して頂いた楽曲です!」と、ノリノリでファンキーな『MiMi the Super Cat』を熱唱すると、「これは影山節だ!」とコメントも大盛り上がり。

ジェットコースターのようにグルグルと雰囲気が変わる後半戦。続いて登場となったのは、幸祜。『ミラージュコード』を持ち前のミステリアスな声と惹き込むような歌唱でしっとり歌い上げると、「神も悪魔も聞きほれる歌声」との評価が。「姉が作詞してくれたオリ曲です」と『UMenity』を歌い上げたのは、涼海ネモ。キュートながらも雰囲気タップリの歌声は、一瞬でオーディエンスを飼いならしてしまうほど。会場には「ネモた~!」の歓声が響きわたりました。

続いて登場となったのは、歌唱力オバケ、緑仙。もはや説明不要というバツグンの歌唱力で届けられる難易度の高い楽曲『イツライ』。「歌だけじゃなくてダンスもうまい!」「会場のコールも凄い」「声の伸びがかっけぇ!」とコメントも終始圧倒されることに。さらに「もう1曲いいですか?」と相方に麻雀仲間でもある盟友・因幡はねるを招くと『こちら、幸福安心委員会です。』を披露。お互いが「マブです!」とマブダチをアピールするのも納得のコンビネーションで、ユーモラスに届けられる楽曲。コメントも「みどねるてぇてぇ」「幸せですぅぅぅぅぅぅ」「はい。シアワセデス」と多幸感あふれることに。

そんな会場の多幸感を妖艶に切り裂いたのは、七海うらら、富士葵、SIRO、涼海ネモというほかでは見られない歌唱力オバケコラボ。言葉を失うほどの超絶歌唱で『ヴァンパイア』の楽曲がスタートすると、圧倒的な歌唱力と同レベルで届けられる妖艶なダンス。このハイレベルパフォーマンスで会場のボルテージは新たなる次元へ。これに続いたのは安定感のあるコラボ、cresc.。シスター・クレア、緑仙、ドーラの3人が「くれっしぇんどは踊れます!」とダンサブルに『PaⅢ.SENSATION』を披露。一糸乱れぬキレッキレダンスは圧巻!声だけではなくダンスの相性も魅せつける結果に沸きます。

後半戦の第1ブロック最後にはMCパート。ここではスキップで登場しようと意気込むものの…、"妖怪歩き"になってしまった夏色まつりの姿が…。これを一翔剣がイジると、「スキップが悪化ww」と大きな笑い声が広がりました。

いよいよVTuber Fesも終盤戦!ここでしか見ることのできない怒涛のコラボ!

そしてVTuber Fesも、いよいよ次が最後のブロック。初披露の新曲『Coke=High』で、勢いを加速させたのは富士葵。激しく疾走感のあるロックナンバー。持ち前の歌唱力で熱量を届けると、オーディエンスの一体感は強固なものに。バツグンのリズム感で難易度ハードモードの楽曲『百花繚乱』を難なくモノにしたのは、春猿火。続いて『偶像ナイトメア』を華麗にパフォーマンスしたVALISには、「フォーメーションダンス最高!」の声が。

ここから『踊』で会場と共に飛び跳ね、『Hello, Hologram』では早口パートで肺活量の違いを見せつけ、『WWW』では歌唱だけでなくダンスもレベチな姿を披露した、HIMEHINA。「ハモが神」「魅せるねぇ」「歌もダンスも凄い!」とオーディエンスを終始圧倒。そして登場となったのは、驚異のラップ最強コラボKMNZ、春猿火、龍ヶ崎リン、七海うらら。それぞれが持つ世界観が重厚に紡がれる『DAYBREAK FRONTLINE (Fantastic Youth arrange ver)』の歌唱には、「歌唱力高過ぎワロタ」「最強ラッパーメンバー!」「このユニットを見に来た」とコメントも熱く答えます。さらに攻めのコラボは続きます。『-ERROR』でオーディエンスを震わせたのは、HACHI、幸祜コラボ。「この組み合わせ最高過ぎる!」「エグイて!」「最高過ぎて泣いてる」「圧巻すぎんか」「親和性ヤバい」「向き合って歌う演出エモい」と止まらない感嘆コメント。初コラボとは思えないハーモニーに会場全体が酔いしれることとなりました。

いよいよ今年のVTuber Fesもラストスパート。ここに来てギアを再加速させたのは、MCパートとは違いシックなライブ用衣装で登壇となった夏色まつり。これまで笑いと元気を提供してきた彼女は、『だから僕は音楽を辞めた』をしっとりと歌い上げる。これにはコメント勢も、「別人…?」「まるで清楚じゃないか」と驚きを隠しきれませんでした。もはやラストまでこのボルテージ加速は止まりません。登壇となったのは、歌唱力モンスターのAZKi。難解な楽曲『Intersection』を軽々歌い上げてしまうと、「AZラップ」「歌上手すぎ!」「凄すぎて言葉でない!」と驚嘆の言葉が続々と流れます。

「いよいよ残り2曲です!」と登場したのは、ときのそら。『エレクトリカル・サーフィン』を抜群の安定感と非の打ち所がないパフォーマンスで届けると、「安定してる!」「原点にして頂点」「盛り上げ上手」とオーディエンスも圧倒されるばかり。

そしてラストのパフォーマンスとなったのは、AZKi、ときのそら、夏色まつりのホロライブメンバー。ホロライブ2番目の全体曲『Our Bright Parade』が流れ始めると、「ホロライブ最高!」「ホロ全体曲じゃん!」「泣けてくる」とオーディエンスのボルテージは最高潮に。そのままステージ・会場が一体となり、全員が高々と飛び上がるジャンプで締めくくられます。

短いMCパートを挟み、アンコール曲に選ばれたのは…、もちろんこの曲。VTuber Fes Japan公式ソング『ピース!!』。全参加者が再び登壇となり、丁寧に歌い紡がれる「ピース!!」。これに、オーディエンスも大合唱で応えます。

これまでの開催でも感じられなかったほどの一体感と、エモすぎる流れを生み出した「VTuber Fes Japan 2023」。「みんなのV(ピース)で、できあがる。」を合言葉に開催されたこのイベント。ピースの意味する「勝利」、「平和」、「安らぎ」が感じられたことはもちろん。これまで失われていた「声出しOK」というライブを構成する1つのピース。そんなピースの大きさを、改めて我々に示してくれた気がしてなりません。

VTuber Fes Japan 2023 セットリスト

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